序章
『やっと手に入れた!』
今のご時世携帯電話を持っていない人って少ないですよね?
そう、自分もその持ってなかった数少ない人の一人だったんです、今日までは。
携帯を持ってなかった理由は、これと言ってないんですけどね。
また、持ったからといって誰か電話する相手がいるかというと・・・
まぁそれは置いといて。
『さて、携帯も手に入れたしどうしよう・・・』
念願の携帯を持ったが、何をしていいのか分からない。
『とりあえず、メールアドレスってのを設定してみるか』
独りぶつぶつと言いながら携帯片手にファーストフード店に入ることに。
ハンバーガーを片手に携帯を弄る。
『よし、メアドの設定も終わった
あいつらは携帯ゲームが面白いって言ってたけど、今度聞いてみるか』
ピカピカの携帯を眺めながら悦に浸っていた時。
リリリリリ!!
と黒電話の音で携帯が着信した。
『え!』
携帯の画面には”ユーザ非通知”と表示されている。
まだ誰も知らないはずのこの番号にいったい誰が?